安川有果監督 『Dressing up』
【ある種のホラー映画特集】
3月28日(月)~31日(木)
4月4日(月)~7日(木)
安川有果監督
『Dressing up』
若手の女性監督が活躍する中、注目度が高い気鋭の女性監督・安川有果と恐るべき新人女優・祷キララによる普通だけど普通じゃない少女の危うさを描いた傑作!!
<予告編>
「祷キララ」さん。お芝居が上手で綺麗な子たくさん、知ってる。
でもそんなんじゃない。誰ともちがう。ただ、「いる」。そこに、「いる」。
画面の中にただ、「いる」としか言えない、圧倒的存在感。野生の眼をした女優さん。
感情のうずまきが、グイグイ伝わってくる。最高です。
─春名風花(女優・タレント)
恐ろしきモンスターを内側に抱える少女がいる。人が傷つき、物が破壊され、混乱する。
けれど、少女が希求するのは「人をゆるすこと」と、「人からゆるされること」だ。
ラスト、少女のまなざしから伝わるものは無限にある。
─森下くるみ(女優/文筆家)
<あらすじ>
桜井育美は父親とふたり暮らしの中学一年生。授業で「将来の夢」について考えるという課題が出ても、自分の未来を想像することができない。「母親のような立派な人になりたい」というクラスメイトの発言を聞いた育美は、幼いころに死んだ母親がどういう人だったのか興味を持ちはじめる。やがて育美は、父親がずっと隠していた母親の過去を知ってしまう。けっして開けてはならない箱を開けてしまった少女。この世界で生き抜くために、愛を求めてさまよう彼女の見たものとは――
2012 / カラー / 68分
監督・脚本・編集 安川有果
キャスト:祷キララ 鈴木卓爾 佐藤歌恋 渡辺朋弥 平原夕馨 デカルコ・マリィ
助監督:福田良夫 清水艶 撮影:四宮秀俊 照明:大嶋龍輔 録音・整音・音楽:松野泉
美術:塩川節子 衣装:金井塚悠香 メイク:北川恵里
特殊メイク:仲谷進(KID’S COMPANY) 制作統括:濱本敏治
制作:横田蕗子 草野なつか
<オフィシャルWEBサイト>
http://dressingup.jp
<監督プロフィール>
安川有果 Yuka Yasukawa
1986年、奈良県生まれ。 大阪美術専門学校で映像制作を学び、’10年短編映画『カノジョは大丈夫』(出演:前野朋哉)がオムニバス企画“桃まつりpresentsうそ”の一本として渋谷・ユーロスペースにてレイトショー上映される。この作品を参考作品に、’11年大阪映像文化振興事業CO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪)に出した企画が通り、『DressingUp』(出演:祷キララ/鈴木卓爾)を監督。主演の祷キララがCO2新人俳優賞を受賞した後、TAMA NEW WAVEではグランプリと最優秀女優賞を受賞。『激写!カジレナ熱愛中!』(出演:中村愛美)が2014年3月にポレポレ東中野にて劇場公開。