寝てるときだけ、あいしてる。
CINEMA VOICEでしか観れない再編集盤!!
「私、くるってるねん。」 せつなくて、おかしくて、狂ってる。 新感覚のラブストーリー
『寝てるときだけ、あいしてる。』 2016/日本/100分 監督・脚本・撮影・編集:川原康臣 出演:前田多美、関口崇則、笠島智 音楽:寝子 製作:MayFly
【スケジュール】
1/16(月) ~1/21(土)17:00/19:00
1/21(土)19:00上映後に川原康臣監督によるアフタートーク開催
公式グッズの販売もいたします
ストーリー:東京のとある町で暮らす、夫婦。若葉のぞみ(前田多美)と朝夫(関口崇則)。朝夫の映像編集の仕事は不規則・不安定で、のぞみの心労もじわじわ募り始め、2人は些細なことで激しい喧嘩をしてしまう。 それでも、朝夫はのぞみが眠っている間は、優しく頭を撫で「あいしてる」と声をかけ続ける。朝夫の真意を探る為か、退屈しのぎか、のぞみはとある「いたずら」を仕掛け、朝夫の愛情を確かめようとする…そんな中、朝夫の実妹である、凛(笠島智)が突然、2人を訪ねてやっ て来る。 乱暴で、とにかくいつも何かを食べている、そしてのぞみの前で堂々 と実の兄である朝夫のことを「あいしてる」と口走る…のぞみにとっ て凛は、腹立たしくも、その奔放な生き方にどこか憧れのようなもの を抱き始める。 そして、朝夫は凛とのぞみと生活苦の圧力に心を壊ししまう。 朝夫を介護するために凛はのぞみと朝夫と共に住み始め、じわじわと のぞみと朝夫の間に侵入しようとしていく。のぞみも変わり果ててい く生活に、心を閉ざし始め、3人の奇妙な生活がはじまる…
川原康臣
1980年生まれ。徳島県出身。 2005年監督作品『おわりはおわり』がPFFアワードにて審査員特別賞 を受賞。
以降自主映画作品の監督、上映活動を続け 2013年には吉本興業製作『大風呂屋エイジ』が 沖縄国際映画祭で上映。岡太地と脚本を提供し合って製作した『ゆれもせで』『きをつけてね』の連作となる《ぼくらのじしん》を池袋シネマ・ロサでロードショー。 曽我部恵一『バカばっかり』、サニーデイ・サービス『セツナ』など MV監督など多岐に渡って活動中。
予告編
公式ホームページ
http://camerayouth.wixsite.com/neteru
「東京で映画を作るというサバイバル・・・本作はまずwebドラマの形式で配信された。全部で4話。それを再編集し映画として劇場公開した。ハリネズミというトイカメラを使い撮影し、全編アフレコ・・・この『あえてこんなことをした』という感じは、ただの気まぐれではないはずだ。サバイブ・・・たまに東京に行って友人の映画関係者と会って話す度につぶやかずにはいられない言葉。それでも飄々と「あえてこんなことをした」という表現に勤しむ人には、それなりに話を聞く価値があると思うし、明らかに(まあゲスの勘ぐりではあるが)どこかしら自伝的香りのする本作の物語の中にも、そういった「あえてこんなことをした」という感じ。ネット上に氾濫する「やってみたシリーズ」の思いも よらない再生回数、ともすればこんなところから(外国人の人気Vine動画職人が作るスクリューボールコメディが結構好きだった。Vine終了は残念)新しいとは言わないが、サバイバル疲れを癒してくれるような風通しのいい映画なんかが生まれるのではという期待がある。そういう意味で、この試みを紹介することは至極重要だと思っている」プログラマー鈴木洋平