朴英二監督『蒼のシンフォニー』
4月27日(水)15:00(朴英二監督トーク付き)
4月28日(木)15:00(朴英二監督トーク付き)
4月29日(金)12:30/15:00
4月30日(土)12:30/15:00(朴英二監督トーク付き)
チケット 1,500円(高校生以下1,000円)♦ワンドリンク付き
【Story】
日本には数多くの朝鮮学校が存在する
日本で生まれ育った在日コリアンのこどもたちが、民族の言葉や歴史、文化などを学んでいる。生徒たちは高校3年生になると、“祖国”である朝鮮民主主義人民共和国を訪問する。日本のメディアでは目にすることの出来ない「北朝鮮」の姿を、自身の心と体で感じ取る。
祖国は未だ 分断されたまま
軍事境界線で、70年にもわたる南北分断の悲劇を目の当たりにする生徒たち。あちら側では外国人観光客がもの珍しそうに、こちら側にカメラを向けている。“北”から“南”を眺める「朝鮮」籍の彼女は、“故郷”である韓国の地に足を踏み入れることは許されない。
在日朝鮮人として生きる選択
街を歩く生徒たちを見て、朝鮮人だと気付く人は誰もいない。見た目も話す言葉も日本人と全く変わらない。朝鮮人であるためにヘイトスピーチの脅威にさらされ、朝鮮学校に通うことで、高校無償化からの除外という差別にさらされている。人々の「善意」が口々に言う。「どうして日本人にならないの?」
生徒たちが奏でる交響(シンフォニー)
国や社会から存在を否定され続けてきた生徒たち。そんな逆境の中でも、堂々と前を向き、しっかりと夢を語る。明るく笑い、歌う。“蒼”は青春の、けれども、くすみがかったこの空の色。だけど一人一人が、きっと大きく一つにつなげていくであろう、輝く蒼天の色。響きわたる、愛と希望のシンフォニー。
蒼のシンフォニー
cNEWSTYLE.CO.,LTD
監督:朴英二/出演:茨城朝鮮初中高級学校 第58期生
2016年/日本/95分
【Director】
朴英二(パク・ヨンイ)
Park Yeong-I
1975年大阪府大阪市生まれ。
神奈川朝鮮中高級学校を卒業後、朝鮮大学校政治経済学部哲学科へ。卒業後、バンタン映画映像学院にて映画を学び、卒業作品として制作した短編映画「まと う」は、日本・韓国・朝鮮3ヶ国の映画祭にて上映。その後も多ジャンルの映画や映像に携わりながら、10年にわたり全国各地の朝鮮学校を撮影し続ける。現 在その集大成とも言える長編ドキュメンタリー映画「蒼のシンフォニー」を製作中。
代表作
-2010.短編映画「まとう」(監督)
第5回福井映画祭2010短編部分グランプリ(観客賞)受賞
国際学生平和映画祭2010上映(韓国?春川)
第14回平壌映画祭上映
-2010.9 ドキュメンタリー映画「未来をあきらめなかったものたち」(監督)
第12回平壌国際映画祝典 構成賞受賞
-2013.3 短編映画「GALAPAGOS」李達也監督作品(プロデューサー)
ソウル独立映画祭、テジョン独立映画祭ノミネート、仁川ディアスポラ映画祭招待