CINEMA VOICE × ピンク!!! 『華魂』×『華魂 幻影』2本立て!!!
【上映スケジュール】
8/22(月)〜8/26(金) 2本連続上映
『華魂』 17:30
『華魂 幻影』19:30
突然咲いた一輪の毒毒しい花。 これは人間だれしもが潜在的に持っているであろう、
「密かな欲望」をエネルギーに成長・繁殖しようとする植物だった この植物は華魂は意志を持ち、世界を侵食する。
佐藤寿保監督『華魂 幻影』
【予告編】
【About】
2014 年公開の「華魂」が戻ってきた! 2014年に公開して全国公開し、同年カナダファンタジア映画祭・上海インディーパンダ映画祭・スイスロー ザンヌ映画祭・アトランタ映画祭・でも上映し、全米での配給も決定した「華魂~誕生~」の第二弾「華魂~ 幻影~」のがついに完成した!
“華魂”・・それは、荒廃した荒野に咲いた花。俗世の欲望の象徴であり、この花が咲くところでは、人間は欲 望の箍が外れて理性が崩壊する。そして“華魂”は今日も世界のどこかで咲き乱れている。
今作は昨今、閉鎖が相次ぐ、映画館が舞台である。 映画愛に満ちた支配人やスタッフ、そして、個性的な客たちによって支えられてきた映画館も最 後の日を迎える。そんな、映画館に欲望の象徴“華魂”が暴走する。映画館の最後を締めくくる、 劇場内では日本映画史に残るであろうカオスが展開する。 哀愁とエロス。狂気と爆発。しかと、佐藤寿保版“ニューシネマパラダイス”とも言える本作を 見届けて欲しい。 監督はピンク四天王にして前作「華魂」から引き続き佐藤寿保が務める。脚本はいまおかしんじ、 音楽に大友良英はじめ、日本映画界を支える、スタッフらが結集した。
主演の沢村には「キャタピラー」「さよなら渓谷」などで確実に実績を積み重ねる大西信満。黒ず くめの少女役には新人のイオリが体当たりで演じる。その他、今や日本映画にはなくてはならな いバイプレイヤー川瀬陽太、愛奏 若松孝二監督作の常連であり「龍三と7人の子分たち」の名 優、吉澤健、「殺しの烙印」「11PM」でお馴染み往年の女優、真理アンヌ、ミュージシャンで、 個性派俳優でもある三上寛らが熱演する。
【Story】
閉館間近の映画館の映写技師で沢村貞一(大西信満)は、毎日狭い映写室からスクリーンを見つめ続ける日々を送っていた。ある日、画面に見えるはずのないものが見えだしていた。黒ずくめの少女(イオリ)である。少女は何かを訴えるように沢村を見つめている。上映後、フィルムをチェックするが、少女などどこにも映っていない。
ある日、上映後の客席に幻影で見たあの黒ずくめの少女が目の前にいた。沢村は、少女を劇場の映写室の控え室でかくまう。上映中、ふと気がつくと、少女がいなくなっている。少女を捜すがどこにもいない。街をさまよう沢村。少女の幻影が沢村を誘う。少女に導かれるように、川原に来る沢村。沢村の失われた記憶が蘇る・・・。少女の頭に毒々しい色の花“華魂”が不気味に咲いている。少女は一体誰なのか。沢村との関係は。
【Director】
佐藤寿保
1959年静岡県生。ピンク映画の世界に足を踏み入れ、滝田洋二郎らの助監督を務める。85年「狂った触覚」で監督デビュー。以後、狂気と倒錯のエロチシズムをハードな映像で描き続けた手法はピンク映画という枠を超えた注目を集め、ピンク四天王と称される。96年「藪の中」で一般映画に進出。主な作品に「女虐」、「やわらかい肌」「刺青」「乱歩地獄・芋虫」「名前のない女たち」「華魂」、2016年日米仏合作「眼球の夢」が公開予定
監督・原案:佐藤寿保 / プロデューサー:小林良二
脚本:いまおかしんじ / 音楽:大友良英
共同研究:東京工芸大学 / 制作・配給・宣伝:渋谷プロダクション
製作:華魂プロジェクト/ 配給:渋谷プロダクション
出演:大西信満、イオリ、川瀬陽太、愛奏、吉澤健、真理アンヌ(『殺しの烙印』)、三上寛 他
公式サイト:http://www.hanadama-movie.com/