退屈な日々にさようならを

2016/日本/142分 監督・脚本・編集:今泉力哉
出演:内堀太郎 矢作 優 村田 唯 清田智彦 秋葉美希 猫目はち りりか 安田茉央 小池まり 疋田健人 川島彩香 水森千晴 カネコアヤノ 松本まりか 撮影:岩永 洋|録音:根本飛鳥|助監督:平波 亘|ヘアメイク:寺沢ルミ|音楽:マヒトゥ・ザ・ピーポー|主題歌:カネコアヤノ「退屈な日々にさようならを」|制作:森田博之|プロデューサー:市橋浩治 |製作:ENBUゼミナール

【上映スケジュール】
3/20(月)~ 3/25(金) 3/27(月)~ 4/1(土) 19:00
3/31(金) 19:00上映後に今泉力哉監督トークイベント開催

予告編

“いなくなる”ってことは、“ここにいた”ってこと。
ストーリー:東京。映画監督の梶原はまだ映画だけでは食べていけず、飲み会で知り合った男からMVの仕事を依頼されるも頓挫、あれよあれよと想像もつかない事態に巻き込まれていく。一方、とある田舎。亡き父から継いだ造園業を営んでいる太郎は会社を畳む決心をする。太郎には18歳の時に家を飛び出して以来、10年近く連絡のつかない双子の弟・次郎がいた。会社を畳んで数年後のある夜、太郎の家に次郎の彼女を名乗る女性から電話がかかってくる。彼女曰く、同棲中だった次郎は彼女のもとからも最近いなくなったらしい。

作品詳細→ http://tai-sayo.com

「すでに言うのも野暮ですが、独自の作家性(本当に言うのも野暮ですが)を貫いている今泉監督とはもう10年くらい前に大阪のCO2のコンペで知り合ってるんですが、特に親睦を深める訳でもなく、東京で彼のレトロスペクティブみたいな上映で一回会ったのと、あとは一回間違い電話したくらいの関係性しかないんですが、彼の作品はそれ以降、観れるものは観ていて、まあ、面白い訳ですよ。男であるサガ、映画監督であるサガ、そう言うものが僕にはとても貧乏くさく品性のカケラもないものに感じたりするんですが(貧乏くさいことや品性がないことを得意になっていうから映画監督の地位なんてゴミと同列に扱われるんですよ)今泉監督はそこに面倒な批評性とかそういうものを持ち込まずに、うっかり肯定してしまうということに徹底しているように見えるんです。うっかりしてるから事件にもなるし、つまり面白いことに発展する。そんなプロセスや登場人物はゾッとするくらい笑える。うっかりしてるとかっこいいなと思ってしまう。そういう時、映画監督も、映画も役者も、やるのは大変だけど、なんかいいなっ て、これは罠ですか。」プログラマー鈴木

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