『スラッカー』リチャード・リンクレイター監督

【上映スケジュール】
1/8(月)~1/12(金)19:00
1/13(土)15:00
1/15(月)~1/19(金)19:00
1/20(土)15:00

【予告】

アメリカン・インディーズ映画の雄として注目を浴び、いまや世界的な映画監督となったリチャード・リンクレイター監督(『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』、『6才のボクが、大人に なるまで。』 、『ビフォア』三部作)の劇場デビュー作。『スラッカー』12は、テキサスのオースティンに住む風変りな若者達の生活の一日を描いている。脚本家・プロデューサー・監督を務めたリンクレイターと撮影スタッフは、型通りの物語ではなく、魅力的な100以上のキャラクターを作り上げることを選んだ。
テキサス州オースティンを舞台に、見た夢の話を延々と語ったり、母親を轢いてしまったり、月面着陸の陰謀論を論じたり、いまだケネディ暗殺の謎を研究したり、とにかくさまざまなスラッカー(怠けもの)たちがリレーのように登場する。さびれたアメリカの街並みを背景に、次々とスラッカーが登場しては消えていくなかで、次第に不穏な空気が漂いだす。
16mmフィルムで撮影された本作の製作費はわずか3000ドル。その製作資金も、自主制作したIt’s Impossibe to learn to Plow by Reading Booksをモンテ・ヘルマンに一方的に送りつけ、普段はいちいち見ないのに気まぐれで見たヘルマンからの好意的な手紙を人々に見せて出資を募ろうとするなど、この上なくインディペンデントな体制で作られた。
日本では25年もの間、劇場未公開未ソフト化の状態であった本作だが、当時はサンダンス映画祭で絶賛され、リンクレイターの名前を一躍有名にした。また、90年代以降のインディペンデント映画界に絶大な影響を及ぼした映画史的にも重要な作品である。

リチャード・リンクレイタ―/ケイシー・マッカートニー/ルディ・バスケス/キム・クリザン/テレサ・タイラー/マーク・ジェイムズ/ステラ・ウィアー/ジョン・スレイト/ルイス・H・マッキー

監督・脚本:リチャード・リンクレイタ― 製作代理:ジョン・ピアソン 撮影:リー・ダニエル 音楽:デニス・モンゴメリー 1991年/97分/スタンダード/カラー

公式サイト
https://www.slacker-jp.com

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